2002.10.05(Sat) Bed Breakers Live

"PARTY! 笹栗Night"
@Live Spot RAG


後半戦

この日のセットリスト

 休憩の後、後半の最初は『LOVE ACOUSTIC TIME』。
ボーカル3人が1曲ずつ、アコースティックなサウンドにのせて
幸せなカップルのために歌を歌うというコーナーです。


 トップバッターの柿みんは『Morning』という曲を選びました。「毎朝あなたがそばにいるなんて、なんて素敵なんでしょう」といった内容の曲。新婚さんのためのニクい選曲だ。うーやんのアコースティック・ギターが心地よい音を奏で、サポートするわでぃのベースもいい感じだ。


 2番目は、モツが『君のためにできること』を歌う。モツの歌のよさがすごく引き立つ素敵なバラード。横で聴いていてもジーンときたよ。

 3番目は、僕がこの日のために創った新曲、『HOME 行こうTOGETHER』。ラップのような歌で希望を表現しようと思ってつくりました。僕が書くラブソングのほとんどは、どういうわけか別れの歌なんだけれど、この曲はもちろん「これからともに暮らそう」と誓い合うふたりのハッピーソング。幸せへの祈りが、みんなにも伝わったかな?


 ここで、ささぽんと金ちゃんが登場して『黄昏』。このとき金ちゃんは、きっとまだ十分に回復していなかったのだと思う。ほとんど朦朧とした意識で、ただ気力だけで叩いていたはずだ。ところが、この曲の後半のピアノソロの部分が、いままでに聴いたことのないようなすごいドラム演奏で、ほんとにメンバー一同びっくりしたのね。横で聞いていたおくらのメンバーも、思わず金ちゃんに目がいったそうだからね。あとで本人に聞いてみたら「何も覚えていません」。そんなドラムに合わせて、ささぽんが素晴らしいピアノを披露してくれた。


 マロンが登場して快盗にご注意と会場に呼びかける。会場には快盗がすでに登場していて、お客さんにちょっかいをかけているのに、どういうわけか、マロンだけが気がつかない。快盗は、どこでみつけたのかピラミッドをかぶって大胆にもステージに登場。快盗の居場所を教わったマロンは、「ありがとう、エジプトの方!」と勘違いしたまま立ち去る。曲はもちろん『快盗マグナム』。後半はおくらたちのオン・ステージ。最後は会場までなだれこんで圧倒的な演奏を繰り広げる。会場は大盛り上がりだ。

 
 さあ、残すところはあと2曲。『SUCH A FUNKY THANG』ではサックスの藤キチがかっこいいソロを披露。彼は近々結婚するらしいが、堂々たる吹きっぷりだったよ。最後は『夜の太陽』。僕らはもう勢いで走り抜けたよ。締めはいつもの『I CAN’T TURN YOU LOOSE』で本編は終了。


 アンコールの声がかかる。アンコールって、何度経験しても照れくさいもんだ。なんか気をつかってもらってわるいねーなんて気分と、ほんとうに喜んでくれているひとの顔を見て生きてて良かったーみたいな気持ちと。

 そんな感慨をぶち壊すかのように登場するのが、ムード歌謡界の大御所、栗須田銀河先生だぁ!まいったかー!!
 「お祝いしてあげるから」と銀河先生が歌ってくださったのは、『LOVE IS MY DESTINY 恋は我が運命 2002』。つまり「ガングロコギャルのあなた」はもう古いっていうことで、歌詞がバージョン・アップしてたわけ。
「♪ ゴージャス姉妹のあなた(デカチチ)男前の私
輝くお肌もエステのたまもの 恋は見た目だね♪」
高須クリニックから出会いサイトも飛び出したニューバージョン、会場から、銀河ファンの小学生1年生、雄大君が花束をもって登場。先生もご満悦です。ですが、はたしてこの曲がお祝いになったかどうかは、まだ怖くて誰にも聞いていません。




 栗須田先生に負けじ、とBB'S&おくらHORNSが最後の最後にもう一曲『MUJO』を演奏。絶叫、喜び、そして希望・・・。トータル3時間近いライブはこれにて幕を閉じたのでした。なんとか最後まで叩ききった金ちゃんには「ノーベル努力賞」くらいはあげてもよいのではないか、と考える今日この頃です。

 ところで、RAGはライブ後こそが本番とも言われています。打ち上げは朝まで続き、例によって浴びるように飲んだマグナムは、気がついたらマンションの玄関で眠っていました。親切にも起こしてくださったのは、隣室の奥さんでした・・・。





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