『栗須田音頭』で先生が着ているのは、洋風の素材で作られた浴衣。
衣装担当ドレッシー中西渾身の一作である。営業で多忙を極める栗須田
先生の過密スケジュールの間を縫ってデザイン決定より完成までの期間
はなんと2週間!和洋折衷のセンスは、ロックと音頭を融合させた「ロッ
クン音頭」にふさわしい、超一級の二流くささをかもし出してもいる。


全部で6万7千円したというマグナムの浴衣とは比較しようもないが、 なんでこんな色なの!と思わず声をあげそうになるほど朱色はあまりにきわどくチー プなゴージャスさ(実はこの素材は蛍光色の糸も織り込まれているという代物で、 素材選びにいたっても寸分の妥協を許さない栗須イズムの現れといえよう)。 浴衣に刀という出で立ちのせいで、祭りは血祭りに変わってしまいそうな不気味な存 在感。

しかし、なぜ(おもちゃの)刀なのか?  この栗銀チックな勘違い感覚は、いま売り出し中のチューチューガールズが 「大売出し」の青いハッピを着ているのところにも反映されていて楽しい。 ちなみに、ベーシストとギタリストがなぜか阪神タイガーズのハッピを着ているが、 彼らには「そもそも君にとって祭りとは何だね?」と問うていただく必要がありそう だ。先生の答えは?それは、もちろん、うちわに書いてあったように「男魂」(けっして音読みしないでください)である。

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